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"競技の種類にもよりますが、筋力測定で合格すれば5ヶ月頃より非対人のスポーツ練習を開始し、6.5ヶ月頃より競技復帰という形になります。"
え? 早くない? と術後5ヶ月を経過した患者がひとりつぶやきました(笑)
・5ヶ月半で復帰した選手もいます
こちらは、Jリーグ・川崎フロンターレ所属の齋藤学選手の、前十字靭帯損傷・術後、5ヶ月半での復帰について警鐘を鳴らした記事になります。これについては、以前の私の担当PTさんも"ドクターや理学療法士がGOを出しているはずがない" とおっしゃっていました。
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復帰タイミングを早められたのは、やはりご本人の努力という他無いと思います。上記の記事内にあったとおり、病院やトレーナーから提示されたスケジュールの復帰タイミングは8ヶ月後を目途にされていたようです。その上で、様々なアプローチからの努力を重ねた事により、早期復帰を果たされました。残念ながら、復帰後の目標であった、ワールドカップ出場は果たせませんでしたが、復帰後初戦で楽しそうにプレーする姿を見ると、その努力もある程度報われたのでは、と思った次第です。
ちなみに、この時物議を起こした移籍問題について、私自身は神奈川県チームをテキトーに応援するアティチュードなので、とても寛容的でした(笑)
・復帰後はどうだったの?
上記でも匂わせていますが、復帰してから今現在まで完璧にフィットしていないとご本人は思っているはずです。得意のドリブルについても、最初はチーム戦術上、うまく出していけていないのかなと思ってましたが、今年の三苫選手の活躍を見ると、必ずしも戦術上ドリブルを控えさせるルールが引かれていた訳では無さそうです。
そういった事から、やはり手術の影響はあったのだと思いました。僭越ながら、私的な経験も加味させて頂くと、術後もずっと膝の状態は変化しています。その過程で慢性的に状態が悪くなったりしていた事を、齋藤選手は話されていました。それと直接関係はありませんでしたが、接触プレーにより、怪我した方の膝を再度受傷もしています。ただ幸い、前十字靭帯の損傷ではありませんでした。
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別の怪我や、安定しない膝の状態...そういった中でも、齋藤選手は、前十字靭帯の再受傷といった事にはなっていません。そして、最近のプレーを見てても、ドリブルの状態は徐々に戻ってきている印象です。
・最適な復帰タイミングは、本人の努力で早められる!
結局は、本人次第という事で良いと思います。時間をかけてもその質が伴わないと、二度目の受傷があるという事は、私自身が証明しています(汗)
一番大切なのは、お医者さんや理学療法士さんのがんばりではありません。何よりもまず、患者さん自身が努力をする事が何より重要である事を、齋藤選手が証明しました! 彼の早期復帰に向けた努力の結晶が、医学界ひいては世の中社会全体に多大な貢献をしたはずです。その上で、いつかまた、ご本人が最も望む状態に進化できる事を1ファンとして、これまた僭越ながら願っています。
余談ですが、先日の齋藤選手・今季Jリーグ初ゴール際、それが初ゴールである事にいち早く気づかれたのが、解説で横浜マリノスOBの水沼貴史さんでした。なんだかんだで、ずっと気にかけてもらっているんだなと思った次第です(笑)